ウォーキングとジョギング
ウォーキングは、特に道具なども必要ないですし、健康やダイエットのために手軽に始められる運動といえます。
水泳や自転車でのサイクリングも体脂肪の減少に効果的な運動ですが、準備も必要ですし、人によっては負荷が大きいこともあるでしょう。また、個人の運動歴や体力に応じた運動内容の調整が難しいこともあると思います。
一方、ウォーキングの場合、効果は緩やかかもしれませんが、個人の体力に応じて速度や歩幅の調整が容易にできますし、場所や道具に特に困ることもないので、健康管理やダイエットのために選ぶ人も多いのでしょう。
ただ、気軽に始められるといっても、ダイエット効果を望むのであれば、普段の生活の中で歩く感じではなく、歩幅の広さと速度をカロリーの消費のために意識する必要があります。
普段の生活の中の速さなどを意識しない歩行を基準にした時、健康目的やダイエットウォーキングなら「多少きついな」と感じるスピードで歩くことで、筋力アップや持久力の高上につなげることができます。
この時の「多少きつい」はどういう感じなのかを、他の言い方に変えると、「少し息がはずむが、笑顔が保てる」程度といわれています。いつもより多少早い歩行を意識して歩くことを続けていると、楽な状態で歩ける速度がだんだん上がっていきます。
ただ、歩く速度には限度があるそうで、およそ分速110メートルになってくると、ウォーキングよりジョギングの方が楽になってくるそうです。
ジョギングはウォーキングと比較すると消費カロリーが2倍以上といわれ、ダイエットのために実践されている方も多いと思います。ただ、着地時の足腰への負担もウォーキングの2倍以上かかるといわれています。
これから運動を始めようという人には、効果を感じるまで多少時間がかかるかもしれませんが、足腰への負担が少なく継続しやすいウォーキングが適しているといえるでしょう。